統合失調症

統合失調症は、現実と空想の境界があいまいになり、幻聴や被害的な妄想が現れるなど、思考や感情に影響を与える病気です。「周囲の人が自分を監視している」「声が聞こえる」といった症状のほか、感情が乏しくなったり、会話が続かなくなるなどの変化も見られます。

治療には抗精神病薬を中心とした薬物療法が用いられますが、薬だけでなく、環境や生活支援も非常に重要です。当院では、外来診療に加え、訪問診療を組み合わせて、患者様が地域で安心して生活を続けられるようサポートしています。再発を防ぐためには、早期の治療と継続的なフォローが大切です。ご家族への説明も丁寧に行い、理解と支援の輪を広げていきます。